医師と結婚した看護師の結婚生活談です。今回は、外科医の医師と結婚した綾乃さんにお話を伺いました。
--こんにちは、看護師の婚活事情です。
簡単に自己紹介をしていただけますか?
綾乃さん:綾乃と申します。心臓血管外科医の夫と結婚して、幼稚園の息子がいます。今日はよろしくお願いします。
--こちらこそよろしくお願いします。
早速ですが、今の旦那さまとの出会いを教えていただけますか?
綾乃さん:夫とは大学病院に勤務していた時に、夫が他大学より出向してきて出会いました。当時、私はICU勤務で、心臓血管外科手術後の患者の受け持ちをよくしていました。
なので、心臓血管外科医との接点が多くありました。
--親密になったきっかけは何ですか?
綾乃さん:親密になったきっかけは、夫も私も海外留学を目指していたことでした。同じ語学試験勉強をしていることがわかり、自然とよく話すようになっていました。
しかも、留学希望都市が一緒だったという偶然もありました。気が付くと一緒にいることが多く、休みが合えば会うようになっていました。
夫の方が先に留学が決まり、渡豪することになりました。
そのタイミングで「一緒に来てほしい」とプロポーズされましたが、私は職場を急に退職することができなかったため、1年後に婚約・退職し渡豪しました。
--野暮なことを聞きますが、医師と結婚してよかったと思うことはありますか?
綾乃さん:帰国後に正式に入籍しました。結婚してよかったことは、やはり自分を含め親族が病気になった際に適切なアドバイスをしてくれたり、医師同士の繋がりで専門の医師・病院を紹介してもらえることです。
夫が信頼している医師なので、安心して治療を受けることができました。また、医療者は感染症の検査・予防接種はしっかりとしているため、それらの感染に対する心配はあまりありません。
万が一感染したとしても、病院側からきちんと指導が入るので迅速が的確に対応できるので安心です。
そのほかには、一緒に働いていたことがあるので「今日は〇〇のオペをする」「これから〇〇の緊急が来る」と聞けは、どのくらい時間がかかるとだいたい推測することができるので、帰りを待つのも迷わなくなりました。
--家族が病気になったときには心強いですね。それでは医師と結婚して悪かった点はありますか?
綾乃さん:結婚して悪かったことは、やはり家族の時間がなかなか取れないことと育児参加してもらえないことです。
子供が生まれるまでは私も仕事をしていたのであまり気にしていませんでしたが、出産を機に退職してみて、朝から夜遅くまで夫がいない、土日も仕事に行ってしまう状況で、育児参加なんて協力も期待もできません。
子供も父親とゆっくり遊んだり出かけたりする機会がなかなかなく、寂しい思いをさせているのではとかわいそうになることもあります。
--やっぱり外科医は、お忙しくて大変ですね。
お子様に間することは全て綾乃さんが決められているのですか?
綾乃さん:はい、幼稚園の諸手続きやクラス決定など、子供に関することをすべて自分で決めていかなければいけません。たまに一緒に考えて決めてほしいと思うことはあります。
そのほかには、夫が医者だから…という理由で「無理に復職しなくていい」「子供を無理に保育園に入れなくていい」と親族に言われ、復職したくても快く思ってもらえません。保育料も高くなってしまい、復職してもマイナスになってしまうという現実もあります。
--そうなんですね。
医師と結婚したからこその大変さがありますね。
綾乃さん:外科医と結婚するというのは、スポーツ選手と結婚するようなものだと思っています。妻は夫をサポートしなければいけません。
大変なことも多いですが、今は子供の成長を見ながら生活するのが楽しいです。
--これからも旦那様のサポートと子育てを頑張ってください。
綾乃さん、今日はお話を聞かせていただきありがとうございました。
綾乃さん:こちらこそありがとうございました。
